僕のプロフィール エピソード2 (決断の時)

2009年の12月31日に僕のバイト先の飲食店が閉店した。

 

ここで僕は決断しないといけなかった。

 

 

このまま絵でやっていくか、

 

またバイト先を探すか、

 

12月末でバイト先が無くなる事は勿論

事前にわかっていたので、

少しは考える時間はあった。

 

登録したサイトで絵はポツポツ売れていたが

せいぜい月に2万円位。

月にギリギリの生活をしても

10万円位は必要なんで、これでは全く生活ができない。

 

 

そして普通に考えたら無謀な決断を僕はした。

 

なんとかなるかなと、

 

1月、知り合いが店の看板を描いて欲しい

などなど何とかギリギリ生活が出来た。

月末には所持金はほとんど残らない。

 

そして

毎月奇跡的な事が起こりギリギリ生活が出来た。

例えば、売れた事なかった高額な作品が数枚売れたり、

飲食店の壁画を描かせてもらったり、

 

でも

夜寝る時に、「おい、寝てる場合か?

後半月で10万どうする?」

「バイトせなあかんかなー、いやそんなん間に合わへんやん」

 

そんなことを考えてしまうと寝れない日はいつもでした。

ちなみに、その時の僕の髪型は辮髪(いわゆるラーメンマンヘア)でした。

カッコ付けますが、辮髪ならバイトは出来ないだろうと

自分を追い込んでいるつもりでしたが

今思うと「坊主にすればええだけやん!」

 

でも当時は真剣でした。

 

ネットの登録しているサイトでも絵はちょこちょこ売れていて

ある時、そのサイトの中で新人のジャンルで売り上げが1位

になった。そして暫く1位だったが、

同時にこんな不安にも襲われた。

全国の人が登録していて、今の自分程度で

1位になれるって事はヤバい!

サイトをパッとみただけなら凄い事の様に見えるが

全然生活出来る程の金額じゃなかった。

 

 

全然嬉しくない。

 

毎月数枚絵が売れていて、

その売れたお金は家賃と生活費で綺麗に無くなる。

 

そして缶コーヒーも買えなった。

 

 

そんな生活で

何とか夏まで生活は出来た。

 

8月だったか、

難波にあるexcubeさんで個展をした。

excubeさんは知人を通じ面識はあったので

個展の数ヶ月前から個展をさせて欲しいと話をしていた。

excubeはこちら側の立場を理解してくれる

数少ないギャラリーだ。

 

フライヤーを作り知り合いの店に置かせてもらった。

またこの時にしていた事で後々面白い事になったんですが

 

勝手にプロモーションと代し

ブログで「笑っていいとも」に出た程の

話を書いたり、「徹子の部屋」に出た程の記事を書いてました。

勿論出るわけないのですが、

メチャメチャリアルな合成画像を作ったんで

後々、親から電話が掛かってきて、

「お前いいとも出たんか!!」や、

数年後に仕事をさせてもらったデカイ会社の社長と会った時に

「いいとも出てたんですねー」など、

普通に考えたら「誰が素人の僕を紹介するねん??」って思うんですが、

結構信じている人がいたんです。

 

今も「kurry いいとも」など検索すれば画像が出て来ると

思うので暇な人は検索してみて下さい!!笑

 

そんなこんなで

個展の準備で僕はお金を使い果たし

この個展で15万は売れないと

 

いよいよ俺も借金か〜〜

 

そんな状況の中

 

個展が始まった。

 

 

 

つづく!!!

 

 

次回  

僕のプロフィール エピソード3 (出会い)

 

 

 

 

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