僕のプロフィール エピソード3 (出会い)

 

2009年大阪の難波にあるギャラリーで

僕の捨身の個展が始まった。

 

 

この時は自分が何処に向かって進むのかなどは

考えてなかった。

ただずっとダラダラと絵を描いていた中

周りの人達に対しての言い訳として個展をしたのかもしれない。

そして、これから自分の行く先に対して

眼をそらしたいという気持ちもあったのかも知れない。

 

「この個展が終わったらどうするん?」と、

 

その時に聞かれていても

この個展が終わった時の事なんて考える余裕も無かった。

 

とりあえず!ヤバい!ヤバい!と、

一生懸命やったという記憶だけは残っている。

 

今思うと粗削りの内容だったが

 

誰の事を気にするでもなく

 

自分が出来うる最大限の知恵を使った。

 

 

始まって作品は数点は売れた。

 

 何とかその月はやっていけるくらいの金額にもなった。

 

ホッとしていた時、

 

 

 

 

「これ全部ちょうだい」

 

 

 「え?」

 

 

僕はその1ミクロン、1ナノも予想出来なかった言葉に

直ぐに反応出来なかった。

 

 

「めちゃえ〜な〜、全部買うわ〜」

 

 

「マジすか、、、」

 

 

 

この出来事を「頑張れよ」という意の矢とし僕は心に突き刺しました。

 

 

 

結果

個展で僕の絵は沢山売れた。

売上も数十万になり

とりあえず3、4ヶ月は贅沢しなければ生活が出来た。

 

 

 

そしてもう一つこの個展中に僕は

ダメ元で自分の事を売り込もうと考えていた。

 

売り込み先は1社だけ。

 

 

それはnoise king

 

そんな話を期間中にギャラリーの青野さん(excubeオーナー)

に話をしていた。

 

 

個展が終わったら作品をまとめたデータを

作ってアタックしよう!!

 

そう思ってた矢先

 

青野さんから

「カリー君、noisekingの人からカリー君の

連絡先教えて欲しいって連絡あって、いい?」

 

 

え、

 

ホントにマジか!!

こんな事が起きるのか!

 

 

 

この捨身の個展をスタートさせた時から

絶対に僕の人生が変わり始めた。

 

 

僕はnoisekingの高田さんと4時間程電話で話した。

ホントに色々な話をした。

そしてnoisekingでも作品を扱ってくれる事が決まった。

 

 

その中で

もし僕が先に連絡をしていたら

多分扱ってなかったという事だった。

それは毎日ある売り込みのメールの中の1人になってしまって

そこには魅力を感じなかったのだろう。

 

ホントに運も良かった。

 

 

僕の人生が転がり出して

もう後戻りは出来ない。

 

 

それから約10年が経った。

 

 

ハッキリ言って

この個展がピークだった。

なりふり構わず1番情熱を注いだし、

僕の人生が明らかに変わった。

 

それからは

個展もさせて貰って、

お仕事もさせて貰って

アトリエも構える事も出来

生活も出来ている。

 

 

だけど

ここ2年程

ずっとモヤモヤがあった。

そのモヤモヤが解らずその事をずっと考えていた。  

 

 

 そしてやっとそのモヤモヤが何かわかった。

 

それは正にこの2009年にした個展だった。

 

 

2009年の個展の様に人生を変える挑戦する事を忘れていた。

 

 

丁度来年が2019年、

2009年の個展から役10年。

 

もう一度挑戦をしたいと考えてます。

 

 

 

 

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